現場発信で横のつながりを作り Think LabとJINSで協働 お客様の体験価値を高めていく

PROJECT2021.03.10

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ワーキングスペース事業を展開するThink Labと、幅広い客層にアイウエアを提供するJINSのそれぞれの担当者が協力し、双方の店舗を盛り上げる取り組みを銀座エリアで行いました。事業の枠組みを超えて、現場発信で横のつながりを生み出し、新たな集客方法を試みることになった背景と、そこから見えてきた変化、課題について聞きました。

JINSとThink Labが協働することになったきっかけ

―コロナ禍での新店オープン。
JINSの力を借り、集客につなげたかった(石井)

Think Lab事業グループ 石井さん

石井/JINSとタッグを組もうと考えた一番の目的は、オープンしたばかりのThink Lab銀座店へお客様を集客することでした。Think Lab銀座店は、コロナ禍の2020年7月末にオープンしました。どうすれば新規のお客様を増やせるのかいろいろと思案していましたが、コロナの影響もあり、遠方からお客様を呼ぶことは好ましくはないと判断。すでに銀座に来ている人をターゲットにできないかずっと考えていたんです。その中でよくよく考えてみると、毎日多数のお客様が来店している「JINS」という業態が、徒歩5分のところにあるということに気付いたんですよね。
Think Labチームから「力を貸してくれませんか?一緒に何かできないでしょうか?」とJINSチームにご相談させていただきました。その際、とても優しく、前向きに相談にのっていただけたのでとてもありがたかったです。

―「面白そう」とその場で即決。
「Think Lab」の本気に触れ、モチベーションも上がった。(佐藤)

JINS店舗オペレーショングループ18エリアAD
佐藤さん

佐藤/最初にお話しをいただいた時は、単純に「すごく面白そうだな。ぜひやりたい」と思いました。我々JINSも都内の店舗はコロナの影響を大きく受けており、とくに私の担当する銀座、有楽町の両店舗が受けたダメージは深刻でした。有楽町店は、客層の中心である都心のオフィスワーカーがテレワークになり大苦戦。銀座店はインバウンドが消失し、売り上げが相当落ち込んでいました。
だから「これをきっかけにお客様にJINSという会社自体に興味をもっていただき、来店につなげたい」という期待感と、「すごく面白そう」という単純な動機で、その場で「即決」でしたね。

店舗のスタッフや店長に話をした時も、みんな「それは面白そう」「すごく興味があります」と、ポジティブに受け入れてくれました。その後実際にThink Labに見学に行かせていただいたことも、スタッフのモチベーションを上げることにもつながり、ふり返ってみても「やってよかったな」と思います。

Think Lab見学会の様子

同じ会社の中でThink Labという事業があることは知っていましたが、実際に体験したことはありませんでした。見学会で、Think Labという素晴らしい環境を体験できたことはもちろん、この事業に携わる人たちがどのような思いでこの空間をつくっているのか、その強い想いやこだわりに触れることができたことは本当によかったです。

同じ会社で「Magnify Life」いう理想を実現するためにがんばる人たちの、「本気」を見ることができた。我々にとっても、非常によい影響を与えてくれたと思っています。

具体的な取り組み内容とは?

―JINSではThink Labのクーポンを配布。
Think LabではJINS SCREENを貸し出し、JINS製品をアピール(石井)

石井/佐藤さんや各店舗との話し合いを進める中で、JINSでメガネを購入されたお客様が、メガネを受け取るまでの待ち時間の間に、感染予防対策も含めて、完全に区切られた個室空間のThink Labで過ごしてもらうのがよいのでは? という考えに至りました。

そこでJINS店舗でメガネ購入した方に、Think Lab銀座店の初回無料(3時間)クーポンを配布し、来店誘導する施策を実施。逆にThink Labでは、利用者にJINS SCREEN(ブルーライトカットメガネ)の無料貸し出しをすることで、JINS製品のアピールを行い、近くに店舗があることもお伝えするようにしました。

実際、「メガネの受け取りまでの時間をカフェで過ごすのは怖い」というお客様が来店するなど、想定した通りの反応を見ることができた時はうれしかったですね。いまはまだそれほど数は多くはありませんが、無料クーポンがきっかけでリピーターとなり、複数回利用しているという事例もつくれています。

JINS店舗で配布されたThink Lab銀座店の初回無料(3時間)クーポン

Think Labで無料貸し出しされたJINSのSCメガネ

―店舗スタッフが積極的にThink Labへの来店誘導を行い、
自主的にアイディアを出し合った(佐藤)

佐藤/JINS両店舗で、クーポンを配るタイミングや、ご案内する際の声かけの仕方についても、店長を中心にスタッフみんなで話し合い、自主的にいろいろなアイディアを出してくれました。クーポン券の配布や、Think Labのご案内は、多少オペレーションの負担にもなってきますし、直接店舗の売り上げにはつながりません。しかし、「大変だな」ではなく、「少しでもThink Labを知ってくれる人を増やしたい」という思いで、各スタッフが積極的に動いてくれました。

石井/本当にありがたかったですね。我々が「クーポンはメガネのお渡しの時に配布しては?」と提案をしたら、現場に持ち帰ってくれて、「いや、測定のタイミングのほうがいい。お客様に眼鏡の使用用途を聞き、テレワークをしていることがわかれば、積極的に提案できる」という再提案をいただいて、まさにその通りだなと、頭が下がりましたね。

協働事業を通して感じた変化や成長

―横のつながりを持つことでスタッフが刺激を受け、
閉塞感を打破し、成長につながった。(佐藤)

佐藤/コロナ禍であまりよいニュースが入ってこない中、店舗スタッフも暗くなりがちだったのですが、Think Labとの取り組みを通し、少しずつスタッフが明るくなりました。自分たちにもできるチャレンジを与えてもらえたことで、やりがいにつながったのでしょう。それはスタッフの日々の働きぶりを見ていても、強く感じることができました。同じ環境、同じスタッフに囲まれて日々営業していると、手詰まり感であったり、閉塞感であったりをどうしても感じてしまうことがあります。

しかし、横のつながりを持ち、自分たちと同じように試行錯誤したり、悩んだりしながらも、理想の実現のために、この状況をどうにか改善していこうとがんばっている人がいることを知ることで刺激を受け、視点も変わり、一人一人の成長にもつながったと思います。

―業態やターゲットの違うJINSと組むことで、
視野が広がり、新規事業を担う責任感も強くなった(石井)

Think Lab無料お試しキャンペーンを、笑顔で説明するJINS店舗スタッフ

石井/そう言っていただけるのは恐縮すぎて、ちょっと泣きそうです…(笑)。
僕自身の変化としては、2つあります。
実は見学会が終わった後、店舗スタッフの方から個別に「Think LabやJINS MEMEは本当にすごいと思う」という長いメッセージをいただいたんです。それを見て、JINSの新規事業としてThink Labをやらせていただいているありがたさをかみしめつつ、「自分たちももっと頑張らなければいけない」と気合が入りました。

もう1つの変化は、視野が広がったこと。Think Labはコワーキングスペースの中でもかなりエッジが効いたブランドです。それに対し、JINSは「マス」のお客様をターゲットとしている。佐藤さんたちとお話しをさせていただく中で、「どうすればもっと一般の方にThink Labを知ってもらえるのだろう」と、ターゲットを広げて考えるきっかけになりました。

―自分と全く違う業務に興味を持ち、
会社の新たな一面を知り、新たな役割も見えてきた(佐藤)

佐藤/私個人の変化としては、今回の取り組みを通して、メガネを販売するという業種だけではなかなか見えてこない、他の業種や会社全体の様々な面を知ることができました。

私は今年の冬で入社11年目になりますが、ずっと店舗オペレーショングループで販売をやってきたので、他業種の仕事に触れる機会がなかったこともあり、石井さんの仕事を見てすごく面白そうだなと感じたし、「自分もやってみたい」と思うようになりました。そうやって別の分野の業務に興味が持てたのがとてもよかったと感じています。さらに言うと、店舗オペレーショングループに長く在籍したことを活かしながら、横のつながりを増やし、店舗へ還元するような試みを今後自分が先頭に立ってやっていきたいと思っています。

昨今、「会社の組織形態はいわゆるピラミッド型を脱却して、風通しのよい横並びの組織を作るべき」などと、いろんな所で言われています。しかし、会社が組織形態を変えるのを待つのではなく、現場から横へのつながりを作り出し、誰かのがんばりを横でつないで発信し、共有することも非常に意義のある活動だと思います。

―コロナでの変化を実感している現場の一人一人が、
横のつながりをつくる主体性をもつことが重要(石井)

石井/JINSもThink Labも、コロナで起こった変化を実際に五感で感じているのは現場なので、そこに事業として大きく成長する大事なヒントが隠されていると思うんです。だからこそ、横のつながりをつくる主体性を現場の一人一人が持つことで、それぞれの店舗の価値を高めるアイディアが生まれてくる気がします。

例えば「コロナでメガネ店ではこういうことが起きて、ワークスペースではこういうことが起きている。だからこの2つのブランドで一緒にこんなことをしたらお客様はもっと喜んでくれそうだよね」といったアイディアを繋いでいければ、JINSの各店舗が本来もっているパワーを発揮して、ものすごく強いブランドになれるんじゃないかと。そういう意味でも、僕は今がチャンスだと思っています。ぜひ現場の店舗の方からもいろんなことを発信してほしいですね。

取り組みを通して感じた課題と今後への期待感

―もっと現場からの発信を促すために、みんなが秘めているものを触発したい(石井)

石井/僕はJINSの店舗出身なのですが、その後は、JINS MEMEの専門店の店長になったり、Think Labに異動するなど、ちょっと変わったキャリアを歩いてきました。
「とにかく新しい発想で、新しい価値を世の中に」という方向性で自分が進んできた中で、JINSを改めてふりかえると、「現場からもっと発信していいのに、どうして発信しなくなってしまったのだろう? もったいないな」と思うこともありました。必ずみんな胸に秘めたものがあるはずので、今後はそれを触発できたらいいなと思っています。

最近の大手企業では、若手を中心に「会社や世の中を自分たちが変えていこう」という意思を持った集団が勝手に生まれてきているんです。JINSの中にも若手世代がチームをつくって「JINSを変えるにはこうすればいいと思う」と勝手に言い出すような風潮が生まれてもいいはず。みんな「やってはいけない」と思っているだけで、「やってもいい」と分かれば、動く人たちはたくさんいると思うんですよ。

―全国ブランドを意識しすぎて、新しい価値を生み出す力が薄れていたかもしれない(佐藤)

佐藤/JINSは全国展開しているブランドとして、全国どこでも同じサービスが受けられることは大切です。しかし、誰にでも均一なサービスを提供するだけではなく、自分たちで新しいものを作り出す、生み出すという、JINSが本来持っている力、これまで会社を大きく成長させてきた原動力が必要です。いま、その力が現場から薄れてしまいがちだったかもしれません。

以前社長が「お客様のためになることで、会社の利益に繋がり、スタッフの働きがいにもつながるのであれば、何をやってもいいよ」と言っていました。それなのに、いろいろ考えすぎて二の足を踏んでいたり、自分で垣根を作ってしまったりする日本人の悪い癖が出てしまっていたのかも。そういう常識や垣根を躊躇なくバーンと越えてきてくれた石井さん、本当にありがとうございました(笑)。

石井/JINSの「やりたい」と言えば、「いいよ」って言ってくれるこうした社風は素晴らしいと思います。こうやって話す中で考えると、JINSという会社にはまだまだ強い力があると感じています。

―今後も主体的に横のつながりを自分たちから作り出し、
お客様の体験価値を高めるアイデアを生み出していきたい(石井)

佐藤/これからも石井さんと活発にコミュニケーションを取り、試行錯誤をしながらまだ見えていない可能性を発掘できたらいいなと考えています。今後もそれぞれのよいところを認め合って、お互いを高めていけるといいですね。
石井さん、今後もよろしくお願いします(笑)。

石井/こちらこそよろしくお願いいたします(笑)。
主体的に横でのつながりを自分たちから作り出し、Think Lab・JINS両店舗で、お客様の体験価値を高めるよりよいアイディアを生み出していきましょう。

Think Labスタッフ&JINSスタッフからのコメント

Think Lab事業グループ 長濱さん

Think Labとして、コロナ禍でも何とかお客様に広く知ってもらいたい思いから考え始めていました。その中で、周辺のJINS店舗に来ていただいたお客様が眼鏡を受け取るまでの待ち時間に、Think Labでの特別な体験をお試しで提供できないかと思ったのをきっかけに、ADの佐藤寛さん、銀座ロフト店スタッフ、有楽町マルイ店スタッフの皆様のご協力で相互送客という共同の取り組みが実現いたしました。今現在、在宅勤務や外出自粛などで家にいる時間が長く、色んな事の気持ちの切り替えがしづらくなっているとチームメンバーや社外の方からも良く聞いています。Think Labの利用体験を通して、自分自身と向き合う1人の時間の大切さを改めて感じていただける方が少しでも増えるとうれしいです。

JINS 銀座ロフト店 杉浦さん(20新卒)

今回の取り組みでは、Think Labの知識を店舗のクリエーターが同じ水準で持った状態で、お客様にお伝えすることが非常に大切だと考えました。そのため、Think Labの体験会の経験や、本部の人にヒアリングした回答をまとめて資料を作り、体験会に行けなかったクリエーターに共有していきました。またJINSに来店されたお客様にThink Labの良さを伝えるタイミングも、当初受付時にお伝えする予定でしたが、会計や測定中にしっかりとお客様にお伝え出来るタイミングでお伝えするようにするなど、模索を続けていきました。Think Labは入社前から興味があり、その素晴らしさをお客様に伝えることができる今回の施策は、日々の仕事がより楽しく、熱意を持って挑める燃料になっています。

JINS 有楽町マルイ店 中村さん(SD)

JINSにご来店されたお客様には、短い時間で端的にしながらも、Think Labのイメージを膨らませてもらえるように意識してご案内しました。ワーキングスペースとしてだけではなく、スターバックスのコーヒーもゆっくり味わえる空間としても使用できるよう伝えることで、足を運んでいただきやすくなる工夫もしていきました。実際に、Think labを既にご利用いただいたことのある方からは、「すごくいい空間だった」とお聞きし嬉しくなりましたし、Think Labを知らなかったお客様からは、「今のコロナ禍で家だと集中できないから、リモートワークの時に使用してみたい」というお声もいただいています。

Think Lab&JINS 店舗情報

Think Lab 銀座店

「Think Lab」では、集中力を測定できるメガネ型デバイス JINS MEME の研究成果を用い、「世界で一番集中できる場所」 というコンセプトでワークスペースを開発・運営。
汐留店に続き2号店となる銀座店は、「はたらく人のための『夢中になれる場所』」をコンセプトに、スターバックスとコラボレーションするという、グローバルにみてもユニークな形で2020年7月にオープンした。

住所:東京都中央区銀座3丁目7−6 Circles銀座 2F
MAP >
営業時間:7:00~20:00
(営業時間等は変更する場合がございます)

詳細はこちら >

JINS 銀座ロフト店

銀座ロフト店は、スチールラックの什器にキッチンで使うスポンジを載せ、その上にメガネをディスプレイするなど、斬新かつ遊び心のある内装デザインが特徴。雑貨とメガネの融合を感じられる空間になっている。

住所:東京都中央区銀座2-4-6 銀座ベルビア館 6F
MAP >
TEL:03-3535-7668
営業時間:11:00~21:00
(営業時間等は変更する場合がございます)
駐車場:あり
※駐車料金、サービスについては施設HP等でご確認ください。

詳細はこちら >

JINS有楽町マルイ店

JINS有楽町マルイ店は、フェミニンで女性らしい知的なデザインが特徴の店舗。ともに、オフィス街や商業施設が立ち並ぶエリアでもあり、オフィスワーカーから買い物客など、幅広い客層が集まる。

住所:東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町マルイ 5F MAP >
TEL:03-6738-1677
営業時間:11:00~20:30
(営業時間等は変更する場合がございます)
駐車場:あり
※駐車料金、サービスについては施設HP等でご確認ください。

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